らぶそんぐ

今日も元気にあいどるおたく!

ARASHI Anniversary Tour 5×20

嵐のコンサートに行ってきました。

去年、あぁ嵐はこれからもずっと嵐でいてくれるんだと思いながら見ていたコンサートを、今度はあと1年とちょっとで、嵐の時は一度止まるんだなと思いながら見ることになるなんて夢にも思っていなかった。

 

去年は相葉くんのお誕生日で、ペンライトがドーム一面真緑になってて。

しょっぱなから相葉くんが泣きそうになってるのを見て、あーこの人は36歳になってもなんて純粋で可愛い人なんだろうと泣いたのを思い出しました。

今回は、泣いてなかった!(笑)

 

スタートからファンも一緒に踊れる曲かつメンバーのダンスがかっこいい怒涛の盛り上げダンスナンバーでメインからバクステ、トロッコと止まることなく動き続け、会場全体のテンションを一気に上げる。

さすが20年目の嵐。ドームの使い方を完全に把握している。スタートダッシュ完璧。

 

そして映像を挟みつつ、ドラマや映画、それぞれ出演したメンバーをメインで演出された曲の数々を披露。

あぁこれはあのドラマの主題歌だね、あの役は良かったなぁ〜、映画見に行ったね、あの時のライブで歌ったね、この曲のMステでこんなことがあったね。

 

思い出がありすぎてびっくりする。

嵐をメインで応援していたのは10年にも満たない私でさえ、思い出が次から次へと頭の中に浮かんでくる。

嵐という存在が、どれほど私たちの人生に入り込んでいるのかを実感する。

 

チームラボとコラボした映像の演出。

巨大スクリーンに映し出される色鮮やかで華やかな映像たち。

ものすごく綺麗。異次元にいるような感覚に陥るほどの景色。

ドームでこんなに美しい映像を見れる日が来るなんて思っていなかった。

その技術を巨大なドームクラスで実現できるまでになった、たくさんの人と技術と膨大な予算を動かせるところまできた嵐の存在の偉大さに改めて圧倒される。

 

ステージの使い方も、本当にファンの視点をよくわかってる。

メインで歌っているときは、お客さんがいるのは前方のみ。

でもセンステ、バクステに行った時はお客さんが四方にいる。

嵐は、すべての曲ではないけれどしっかり四方を向いていた。しかもみんなが好きなダンス曲で。

しかも絶妙なタイミングで対角線上にメンバーが入れ替わって踊る。

ファンが見たいのはそれなの…!!

踊っている時の自担の顔がみたいの!!

 

センステ付近やバクステ付近の席でも、メイン寄りだとどうしたってお尻を向けられてしまう。

近いだけで満足しなよ!天井席の人はそう思うし、なんなら当たってない人からしたら当たっただけで満足しなよって話なのはわかっている。

けれど、そんな近い席で嵐を見られる機会なんて、それこそ数年に一度あるかないか。

そのラッキーを、さらに幸せにしてくれようとする嵐のファンに対する優しさと愛を感じた。

 

 

嵐では恒例となった、ペンライトも一体となった光の演出。

今回はオレンジの光がとても印象に残った。

太陽のようにあったかくてやさしくて、どこか懐かしさのあるオレンジのライトに包まれた会場は、楽しかった1日の話をしながら帰路に着く夕暮れ時のような寂しさもあった。

私たちファンにとってとびきり眩しい太陽であり、もうすぐ一度眠りにつこうとしている嵐みたいだとおもった。

 

 

 

今回、初めてドームの上から2列目という天井の中のど天井に入ってみて知ったこと。

上の方をこよなく愛してくれる翔さんと、コンサート開始10秒で防振越しに目が合うこと。

ロッコで回ってきてくるたびに、5人全員と防振越しに目が合うこと。

5人が5人とも満面の笑顔で、ドームの上に向かって全力で手を振ってくれていること。

 

私もドームのアリーナに入って確かめたから知ってるの、アリーナからドームの1番上を見てもファンの顔なんて見えないことくらい。

ペンライトの光がゆらゆらしているのが辛うじて見えるくらいで。

それでも、確かに彼らは私たちの目を見て全力で手を振ってくれていた。

5万5千人のファンに向かってではなくて5万5千分の1のファンの存在を認識してくれていた。

 

それがどれだけ難しいことか。そしてどれだけ嬉しいことか。

近くのファンに手を振って笑顔を見れた方が彼らだって喜びを受け取りやすいのに。

見えないファンの顔まで見ようとしてくれる彼らの優しさを受け取って、双眼鏡を持つ手が震えた。

 

3時間半、その内2時間半は踊っているんじゃないかと思うセトリ。

大野さんが、みんながいると疲れを感じないっていってた。

でも一ミリも感じないなんて、そんなことあるわけない。

気持ちは元気でも息が切れたり足がガクッとしたり、体のサインは必ず出ているはず。

だってメンバー全員もう30後半、大野さんなんて40歳を目前に控えている。

でも疲れた顔なんて一瞬も見なかった。

翔くんは全力で手を振ってくれるし全力で煽ってくれる。煽りの声が途切れることがない。

ダブルアンコールの怒涛の盛り上げメドレーで片足でぴょんぴょんしている相葉くんをみて、心の底から尊敬した。

 

 

 

 

信じられないほどの絶世の美形集団なわけでもない。

全員が飛び抜けて歌が上手いわけでもない。

ダンスのレベルが世界最高峰なわけでもない。

 

そんな嵐が嵐になれた理由。

それは5人が優しさと愛と感謝に満ち溢れているからなんだと思う。

ファンへの愛、メンバーへの愛、グループへの愛、スタッフへの愛。

言葉にすると軽くなってしまう気がするけれど、私はコンサートを見ていて心の底から愛を感じた。

 

ピカダブの、『永久と希望の歌をたとえ今だけと分かっていても』という歌詞にいつも泣きそうになる

永遠なんてないのに、どうして永久とか永遠なんて言葉があるんだろうと、ここ最近は思っていた。

 

でも『限られた愛と時間を抱きしめる』ことが永遠の本質なのかもしれない。

この一瞬を心に閉じ込めるくらいギュッと抱きしめれば、それは永遠になるのかもなんて。

限られた時間、未来を知ってもなお、全力でアイドルをしてくれる嵐を見てたらそんなふうに思えた。

一瞬が永遠になるなんて、昔は意味がわからなかったけど、今なら少しわかる気がする。

 

 

素敵な時間をありがとう。

今までもこれからも、やっぱり嵐は最高のアイドルです。

私もまた今日から頑張ります。