仕事とアイドルと私
最近寝るのが嫌で、疲れてるのになかなか寝れない。朝が来たらまた仕事に行かないといけないと思うと、早く寝たいのに寝たくない。
今週も長かった。来週はきっともっと長い。だって1人休みでいなくて、さらに仕事が増えるから。
前の仕事を引き継く後任がいないという理由で元の仕事を持ったまま数ヶ月前に異動になった。所属が変わるだけだから、と言われたけどこれはヤバイやつだとは予感してた。
案の定、異動先では新しい人員として期待されていて、新規に仕事が振り分けられ、元の仕事に完全に上積みされる形で仕事量は純増。タイミング悪く国の方針としてきまった『働き方改革』を会社は経費削減につながる『残業禁止』と捉え、社員には『業務効率化を行なって残業をするな』と指示を出すだけで具体的な施策は何一つ取らない。会社のあちこちに貼られている働き方改革のポスターを見るたびに、これは一体誰のための、何のための改革なんだろうと思った。
限られた時間で前の仕事をやりながら新たに仕事を覚えないといけない状況で業務の効率化ができるわけもなく、結果としてただただ必死に仕事をこなすしかない毎日。1日100通以上来るメールにはほとんど「至急」「緊急」の文字。1通見逃せば、トップを巻き込む大クレームになる。そんな責任を負わされても給料は変わらない。仕事ボリュームが読めないから計画的な有休も取り辛くなった。
そんな中、7〜10月はEX、TDC、帝劇、湾岸って怒涛のジャニ現場があって。仕事は大変だったし休みの日も埋まって今より忙しかったはずだけど、ここまで辛いとは思わなかったし、終わるまで体調も崩さなかった。湾岸が終わった途端に体調を崩して病院通いの日々だった。体も心も弱いのに今まで気づかないで駆け抜けてこれたのは、アイドルから相当パワーもらってたんだなぁって実感した。
たぶん、ジャニオタやめたら仕事もやめると思う。私の場合、生活のために働いてるわけじゃないから。でも仕事をやめてオタクができるほど裕福でもないから、オタクやめない限りは仕事はやめられない。
ただ、辞めない理由はオタクしたいからだけじゃなくて。たぶん辞めたら自分に自信なくなるタイプだろうなって思うから。
私より過酷な環境で働いてる人はたくさんいるのに、これくらいでやめるなんて情けないって、落ち込む気がする。落ち込んでやる気を失って、オタクもできないから、毎日家でゴロゴロしてそうな気がする。ただでさえない行動力と自分に対する自信をこれ以上失いたくない…
毎日仕事が山のように積み重なっていて、常に時間に追われながらだけど、ひとつひとつやっていけば必ず終わるからって思いながらやってる。
大好きだった漫画「フルーツバスケット」の紫呉さんが言ってた洗濯物の話が好きで、いつも焦ると思い出しては、頑張ろうって勇気付けられてる。
例えば透くんが山のような、それはもう足許まで溜まって身動きできないほどの洗濯物に囲まれてしまったとしましょう?しかも洗濯機がなくて一枚一枚手で洗わなきゃいけない。透くんは途方に暮れる。本当に全部洗濯できるかな、キレイにできるかな、満足のいく結果を自分はだせるのかなって。考えるたび不安になってくる、けれど時間は刻々と過ぎていく。
さて透くんはどうするべきか。
…とりあえず足許にあるものから洗濯してみるといいかもね。先を気にするのも大切だけど、先ばかり見てると、足許の洗濯物に足がからまって転んじゃうでしょう?
「今」や「今日」なにができるか考えるのも大切、そうやって一枚一枚洗っていけば、なんだかあっけないくらいにアッサリとお天道様がのぞいていたりするものだから。
不安はそれでもこみあげてきたりするけどそういう時はちょっと一休みするんだよ。
本を読んだりTVをみたり、ね。
実際には仕事に最後の一枚は来ないんだけど、会社が潰れない限り(笑)
でも頑張ればお天道様見えるかなって。
あ、そうか。
アイドルは私のお天道様なんだ。