らぶそんぐ

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『Mission:K』笑われることを恐れないエンターテイナー

先週末から始まった夏の恒例イベントSummer Paradaise。そのトップを飾った中島健人くんの『Mission:K』を見に行ってきました。

 

一昨年の『Love Ken TV』が本当に楽しかったので、今回も楽しみにしていました。健人くんは絶対に楽しませてくれる!という信頼感があるのがすごいなと思います。

 

 

 

 

 

今年はステージ構成が変更になっていて、1バル前にバクステが作られていました。また、メインステージの両サイドにかなりの幅をとって置かれていた音響スピーカーが天井から吊るされる形になり、代わりに1バルと2バルの間くらいの高さまで登れる階段が設置されたことにより、今までより多くのファンの近くに行けるステージ構成になっていました。バクステが2バル3バルのセンターから全く見えないという問題点がありますが、私が入った1バルサブセンからも正直ほとんど見えませんでした。ステージ自体はものすごく近いのですが、前の人の頭で隠れてしまって。 

けれど、その見辛さを差し引いても、アイドルが一瞬でも近くに来る!というのはそれだけでテンションが上がるのだと実感したので、一瞬でも近くで見られるファンが増えるという点において、今回の変更は改良だったのではと思います。

 

 

 

 

さて、過去2回のソロコンは『キラキラアイドル』『夢の国』の得意分野でファンを沸かせてきた健人くん。

今年はメインバックがSnowManということで、去年までとはちょっとカラーを変えてくるんだろうなと思っていましたが、やはり全体的にカッコイイ要素が多めだったように思います。私が出会った時は17歳のキラキラアイドルだったケンティーも今や23歳の青年。新たな自己表現に挑戦しているんだなと感じました。

 

 

 

 

なかでも、おぉー!えっらくチャレンジしてきたな!と思ったのはOPの演出。

 

 

3017年からアンドロイド否ケントロイドが『ケンティーガルズを幸せにする』というMissionを携えて2017年やってくるのですが、その登場までのシーンがまるで映画の予告のごとくスクリーンに流れます。どうみても設定がター○ネーターあたりからのパクr…オマージュなのですが、健人くん本人は至って真剣にケントロイドを演じているので、絶対に笑ってはいけません。いや正直ちょっと笑ったけど。

 

それからなんやかんやあって、ステージひな壇のセンターにポップアップで登場したケントロイド。サングラスをかけていて表情はわからず、仁王立ちで微動だにしません。あれ、この登場はまさかマイケルのパク(ry オマージュでは…!!と誰もが思ったことでしょう。

 

 

 

かのマイケル・ジャクソンがステージ登場後、数分間微動だにしない演出で観客を大興奮させ、何人もの失神者を出したエピソードは有名です。観客を熱狂させるのは、ダンスや歌のみではなく『間』の取り方にあることを、彼は非常に重要視していました。登場から静止するという普通では考えられない『間』をとることで観客を大熱狂させたマイケル。彼はダンスや歌の面で優れた才能を持っていただけではなく、人の心を掴むために緻密に計算し尽くされた演出を行っていました。だからこそ、スーパースターの称号を得られたのだと思います。

 

 

しかし、それは既に世界的スーパースターだったマイケルだから成功した演出だと思っていました。よもや、それにチャレンジするジャニーズが現れるとは…!!

 

健人くんの『自信』は最近の若手アイドルの中でも飛びぬけてすごいとは思っていましたが、まさかここまでとは思っていませんでした。ジャニーズのOPといえば、キラキラの笑顔やキメキメのダンスで登場することが多いので、そういう登場を期待している観客が戸惑ってシーンとなってしまう可能性だってあります。コンサートで最も盛り上がるといっても過言ではない登場シーンで、リスクの高い演出にチャレンジするなんて、自分と自分のファンを相当信じていないと出来ない芸当でしょう。

 

初日の様子はわからないけれど、私が入った回では既に知っていたファンも多かったのか、静止している健人くんへ向けて会場からファンの歓声が絶え間なく送られ、首の向きを変えただけで悲鳴が巻き起こっていました。本当に、ただそこにいるだけなのに、彼は完全に『スター』になっていました。健人君の自分と、自分のファンを信じる気持ちの強さを、改めて実感させられました。

 

 

物議を醸しそうな、選ばれたファン1人に向けて歌う演出も、マイケルがライブで行っていました。きっと健人くんは今回、自分自身にKING OF POPの魔法をかけていたんだと思います(笑)

  

 

 

 

そして、流石だな〜と思ったのはアンコール。出てくるまでやたら長いなと思ったら、着替えて会場の後ろ側から登場し、本編並みのがっちり固められたパフォーマンスを2曲披露。

 

スタミナがキツイだろうソロコンのアンコールで、わざわざ会場の裏側から登場し、バクステで健人汁をこれでもかと振りまき、メインに戻ってからはOPよりキレッキレのダンスパフォーマンスをする健人くん、本当にカッコよかったです!スノさんをバックにつけたのは、このとてつもなくかっこいいアンコールのためだったといっても過言ではないと思います…!

 

 

そして、これまた話題になっていたラストでTシャツを破って胸をはだける演出、実際見たら結構…いやかなりぶっとんでました(笑)だって、そのあと破れたTシャツから乳首出したままメンバー紹介してるとか、どう考えても普通のアイドルのコンサートじゃないでしょう…!?エロいとかもはやそんな次元ではなかった。健人くん、最高にクレイジーだった!!!!発想が奇抜すぎるし、それをあのアイドルスマイルでやってのける健人くんのハートの強さたるや…!

 

でも、スターってクレイジーさが必要不可欠だと思うんです。だって人を熱狂させるって、狂わせるくらい興奮させるって、普通にしてたらできないでしょう?笑われることを恐れない健人くんの本気に、思わず感心してしまいました。乳首出てるけど。

 

 

ギャーッてなってる人もいれば、笑っちゃってる人もいて、でも総じて会場にいる人みんな本当に楽しそうでした。突拍子もないアイディアで最後の最後まで観客を驚かせたり、笑わせたり、楽しませてくれる健人くんは、本当にプロのエンターテイナーだなぁと思いました。

 

 

 

 

 

3回目となる今回は、健人くんの向上心とチャレンジ精神をこれでもかと盛り込んだ、攻めのコンサートだったと思います。直前まで映画の宣伝があったりして、内容的にもスケジュール的にもこれまでより大変だったのかな。いつもより表情に余裕がない気がしたけれど、どんな時でも全力でアイドルをしている姿は、初めて彼を見た10代のころから何も変わっていませんでした。健人君の一生懸命さは本当に見る人の心を動かすなぁと、改めて感じたソロコンでした。

 

 

 

 

 

Mission:K、最高にクレイジーで、かっこよくて、面白かったです!!しばらくミッミッミッミッミッミッミッミッションが頭から離れそうにありません(笑)