らぶそんぐ

今日も元気にあいどるおたく!

勝手な人

なんて勝手な人なんだろう。
あんなに周り巻き込んで、好きな事も人一倍やらせてもらってて。


ねぇ、その夢は、絶対に1人じゃなきゃ叶えられないものだった?今までこんなに周りを巻きこんできたのに、なんで今回だけ全部1人で決めちゃったの?どうしてメンバーとファンは連れて行ってくれないの?なんで巻き込んでくれないの?

止める隙もないくらい自分だけ決意固めてから話すなんて、そんなのずるいよ。メンバーは、納得できなくても絶対に嫌でも、頑張れよって背中押すに決まってるじゃん。一緒について行きたくたって、もう関ジャニ∞はファンとかスタッフとかたくさんのもの背負ってるから、そんな急に言われたら、残ってそれを守っていくしかないじゃん。

そのやさしさに最後まで甘えて。自分の決心と感謝だけ伝えて、泣いて、メンバーに横にいてもらって。みんなすばるくんに優しすぎるんだよ。口下手だからなんて、いっつも横にいてあげてさ、すばるをよろしくなんて、いくつだよ!もう36歳だよ!!!相当いい大人だよ!!!!


すばるくんは関ジャニ∞の実質センターであり、フロントマンであり、原動力だった。すばる君を中心に回ってるグループだって私は思ってた。すばるくんが楽しそうだとみんな分かりやすく嬉しそうで、すばるくんのテンションが低いとみんな分かりやすく気にかけてた。

バンドだって、本人たちが楽しいのももちろんあっただろうけど、すばるくんがいたから始めたんだとおもってるし、ここまで極めてきたんだと思ってるし、もちろんそれがグループや個人の力になっていったんだけれど、でもその原動力はすばるくんだったと思うんだ。あれだけ忙しい中、すばる君の領域までいくためにみんな必死になって練習して、音楽業界に携わる人たちにもだんだん認められるようになって。

せっかく、ここまできたのに。7人で来たのに。すばる君が、関ジャニ∞の、アイドルのバンドををここまで引き上げたんだよ。どうして一人で行っちゃうの?どうしてそんなメンバーを置いていっちゃうの?

ソロでアーティストやって、たまにアイドルやって、それじゃだめだった?どうしてもだめだった?私はそれを中途半端なんて思わない、だってアイドルはアイドルであるがゆえに、何にだってなれる存在だって思ってるから。

尊敬する先輩がいたらやめてないなんて、そんなしょーもない冗談言わないでよ。いないなら、なればいいじゃん。専門的な事学んで新しい技術とか知識とか機械とか事務所に取り入れて、今現状じゃやりたいことできないその事務所の環境変えて、アーティストなのかアイドルなのか分かんないくらい歌うことに特化したアーティストになって、事務所の先駆者になったらいいじゃん。

そんな無謀な道は、選べなかった?メンバーやスタッフの人生や事務所の未来までは、背負えなかった?

すばるくんがいなくなったあと、すばる君が空けた穴を背負っていくのは、メンバーなんだよ。



一番つらくて悲しくてショックだろうメンバーが、これから彼の空けた穴を背負うメンバーが、すばる君にめちゃくちゃ優しくて、そんなん見せられたらファンなんて何も言えない、年に1.2回しかコンサート行かないCDも買わない、そんなにわかファンが言えることなんて何にもないって思ってたけど、逆に離れてるからこそ言えることかもしれないって。


あんなちっちゃいおっさんがひとりで海外なんて…ってみんなやたら心配してるけど、私はめちゃくちゃ苦労したらいいよって思ってるよ!どれだけ甘えてたか、海外で1人きりで思い知ったらいいよ!!抜けたこと後悔したらいいよ!!!後悔してよ。。。





「せめてあと少しもう少しだけ」と歌った亮ちゃんはいつかこんな日が来るとどこかで感じていたのかな。ずっとなんて、永遠なんてないんだと何度思い知らされても、私は欲張りだから願ってしまうし信じてしまう。それに引き換え、亮ちゃんはなんて謙虚で控えめなんだろうと思ったけれど、もしかしたら信じて傷つくのが怖かったのかな。

私はこんなに変わってしまったのに彼らには変らないでほしいなんて、大概理不尽な事言ってるのはわかってる。それでもいつもルーツはアイドルに、グループにあってほしかった。


自分勝手な決心に、行ってこいと背中を押すメンバーは本当に彼を愛しているんだなって、それほどに人を愛することも、人に愛されることもすごいことだと思う。そういう人たちが出会ってグループになって、15年間一緒に歩んできたことは本当に奇跡だと思う。




出会ったことが運命なら、お別れの日も運命で決まってると思ってて。神様が連れていってしまうんだって。寂しくて悲しくて辛くて、どうして?って泣いてもどうにもならなくて、受け止められなくて、もう二度とこんな思いしたくないっていつも思う。


でもだからって、出会わなければよかったとは思えなくて。今日まで与えてくれた楽しい日々は、今の悲しみよりもずっとずっと大きくて大切でかけがえのない時間だったから。もし過去に戻れたとして、その先にメンバーやファンを選んでくれない未来があるとわかっていても、彼に出会わない人生はきっと誰も選ばないだろうと思えるくらい、彼はでっかい存在だったから。



幸せだったかな。アイドルになったこと、自分で名づけたファンの名前を呼ぶとき、幸せだった?もう呼んでくれることはないんだね。寂しいよ。こんなに寂しいなんて思わなかった。寂しいけど、嫌だけど、見送るしかない現実に向き合うしかないんだね。メンバーもファンも。








けれど、あなたの存在や歌声が、私やたくさんの人を笑顔にしてきたのは揺るぎない事実で、お別れがこんなに悲しいのは、みんながあなたを愛していた証です。

楽しくて幸せな日々をありがとう。思い出をいっぱいありがとう。アイドルになってくれて、ありがとう。


いってらっしゃい。
さよなら、アイドルのすばるくん。