らぶそんぐ

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舞台「太陽のかわりに音楽を。」

ジャニーズから宮近くん、高田君が出演している舞台「太陽のかわりに音楽を。」を観に行ってきました。

 

 

 

 

会場は銀銀座博品館劇場。肉のハナマサの向かい側にある玩具店博品館の8階。階段で行くのは正直しんどいので、2台しかないエレベーターにぎゅーぎゅーに押し込まれながら8階へ。私が行ったときはもう開演15分前だったので、エレベーター待ちの列ができていました。ちなみに店内中ほどにあるエレベーター1基は途中階までしか行かないので、注意が必要。

 

そしてエレベーターを出たらすぐチケットもぎりのお姉さんがいるので、エレベーターに乗る前にチケットはカバンから出しておきましょう。予想はしていたけどとにかくロビーも通路も狭いので、ソファやらグッズ売り場で混雑。トイレは思ったよりあったので、回転は速かったな。

 

 

 

会場は1階席のみ、横26席A~S列までの中規模劇場といったところで、体感的にはクリエより少し狭いくらい。段差が少なく、前の席とずれていないため正面を観ようとするとだいぶ被るかなーという印象です。

 

 

 

当日券に並んだ友達が私の前のセンター席にいたので、当日券という手もありだなーと思いました。ちなみに最初の土日公演で、並んでる人5人だったから全員入れてたそう。何者も楽以外は当日券でけっこう行けたみたいだし、ジャニーズ舞台の異常さに慣れてしまっている身としては自担も外部舞台に出てほしくなりました(笑)

 

 

 

 

 

開演前は出演者のお気に入りの曲が流れていると聞いていたけれど、私は直前に入ったので1曲しか聞けませんでした。流れてたのはBilly Joel の Honesty。誰のお気に入りだろう?

 

 

 

物語は、ラジオパーソナリティを務めるバンドマンの若者トロイ(宮近)が、ラジオを終えて帰ろうとエレベーターに乗ったら過去にタイムスリップしてしまう、という場面から始まります。放送開始から50周年を迎えるラジオ深夜放送「オールナイトニッポン」の記念公演だそうで、その礎を気づいた人々の情熱に触れ、ラジオなんて…と思っていたトロイが、ラジオの力を知っていくというとてもわかりやすいストーリーでした。先日見た「何者」のように激しいダンスパフォーマンスや凝った演出はなく、言葉とお芝居で紡がれるとってもスタンダードな舞台。初心者には見やすくてわかりやすかったです。

 

 

 

宮近君のお芝居はお兄ちゃんガチャで見て以来だったのですが、とても自然でセリフも流暢でした。アドリブや小ネタが多いお芝居だったので、その部分はちょっと聞き取りづらかったりしたけれど、結構攻めの姿勢で頑張っていて(笑)宮近くんらしいなぁと思いました。彼はいつも一生懸命だから、きっと現場でも可愛がられているんだろうな。得意のダンスを披露する部分もチラホラあって、演出や裏方のスタッフさんとも良い空気で舞台ができているんだろうと思いました。初に近い舞台で主演に匹敵する大きな役をもらうことなんて普通に考えたらなかなかないのでしょうが、温かい空気で育ててもらっているのを感じました。

 

 

 

高田君の演技はほとんど初めて見たのですが、さすが経験豊富なだけあって、すっかり舞台役者さんでした。 

舞台の前、実際のオールナイトニッポンのパーソナリティを宮近君が務めたラジオに高田君が出演していて、その時はイケボで落ち着いたイメージだったのに、舞台では声まで違って。あれ?あのイケボはどこに…?とちょっと寂しかった部分もありますが(笑)お笑いが大好きなちょっとオタクみのある東大生になり切っていました。

 

 

 

周りを固める役者さんもまさに舞台の人!という感じで、プロはすごいなぁと思ったのですが、中でも別所さんは別格!!出てきた瞬間から圧倒的な存在感と眼力で、ただ舞台に立っているだけなのに会場がものすごく狭く見えました。オーラというか、風格というか…とにかく圧倒。あのオーラの強さはなかなか出せない。

けれど、会場一人一人に話しかけるような語りだったり、アドリブにノリノリで対応しているお茶目な面もあって、なんだか親近感がわきました。最後の挨拶も宮近君に振ってくれていて、器が広くて優しい方なんだなと思いました。

 

 

 

※以下ストーリーのネタバレなので注意※

 

 

 

今回のお話の主人公は2人だったと思っています。1人はラジオの力を学んでいく宮近君演じるトロイ。そして、もう一人は別所さん演じる実在のアナウンサーであるラジオのパーソナリティ、糸居志郎さん。

 

 

タイムスリップした後、ラジオの力に携わる人々に触れて変わっていくトロイですが、その最大のきっかけとなる事件が「ありがとう、さようなら」とだけ書かれた一人の女の子からのハガキ。気になったトロイは糸井にこのハガキを見せ、どうにかしてほしいと訴えます。糸井がラジオで呼びかけたところ、実はその女の子は夢に破れ絶望していて、最後に糸井のラジオで聴いた大好きな曲を聞きたいとハガキを送っていたことがわかります。

 

 

糸井は「なぜ他の若いパーソナリティではなく自分に送ってきたのか」と悩みますが、トロイに「糸井さんが好きだからですよ!」と言われ、ハッとします。リスナーを年齢や性別で差別したことはない糸井でしたが、自分の事は年齢で差別していたことに気づきます。それまで、トロイにラジオの力を気づいてもらおうとしていた糸井が、若いトロイに気が付かされるという流れがとても良かったです。

 

そして、改めてリスナーに対して1人の人間として向き合おうとする糸井の深い愛情は、この話はリスナーと糸井の純愛物語なのかと思うくらい、まっすぐでピュアでした。

 

一方、自分にも何か出来る事はないかと放送中に女の子を探しに向かうトロイ。ラジオの向こう側にいるリスナーは、1人の人間だということに気づいた彼は、ラジオの力を再確認します。そして現代に戻り、自らが務めるラジオ番組に熱心に打ち込むようになります。

 

当たり前なんだけれど、最後のカテコ挨拶で別所さんが「ニッポン放送是非聞いてください!」と宣伝していたのがなんだかおもしろかったです(笑)よしちょっと聞いてみよう!とはなかなかならないので、是非またジャニーズを呼んでくださいニッポン放送様(笑)

 

 

そういえば舞台前に放送された宮近君のオールナイトニッポンは、最初は完全にテンパっていて、一体どうなる…と内心ヒヤヒヤしながら聴きましたが、後半はだんだん慣れてきて、さすがジャニーズ順応性がたかいなぁと思いました。話す技術より、とにかく向き合うことにおいて、ジャニーズにいる人たちは鍛えられている。それにしても声だけでも宮近君は一生懸命だとわかるなぁ(笑)

 

 

 

私はラジオを結構聞く方です。と言ってもジャニーズ関連ばかりですが(笑)

よく聞いていたのは、ヨコヒナや相葉君のレコメン、堂本剛くんのFashion & Music Book、二宮君のBAY STORM、そして一番聞いていたのは、大野くんのARASHI DISCOVERY。平日の月~木曜日、朝6時台に10分ほど放送していて、朝の準備をしながら聴くのが日課でした。朝ってドタバタしてるから、内容はちゃんと聞いてなくて(笑)でも普段おしゃべりではない大野君が一人で色々話していて、たまにふわふわ笑ってるのがとても心地よかった。だから、終わってしまったのは本当に寂しかったです。私の毎日の生活の一部だったから。

 

劇中で糸井さんも「ラジオは嘘がつけない」と言っていたけれど、本当にそうだろうなと思います。ラジオで伝わってくるのは少しの内容と、声のトーンやスピードだけ。でもそれってダイレクトに感情が出る部分だから取り繕えないし、笑顔やしぐさでごまかせない(笑)

ラジオは出演者やスタッフもTVに比べたら少ないだろうし、聴いているのもファンが多いから色んなことを話してくれて、素の部分が見える気がして好きです。ラジオのお仕事、もっともっとしてほしいなぁ。コンサートや舞台の次に好きかもしれない。

 

 

 

 

ラジオからテレビ、そしてネットへ。ハガキからメール。レコード盤からデジタル配信。技術の革新によって私たちの環境はどんどん変わっていくけれど、手段がどんなに変わってもその向こう側には人がいて、人の想いがあることを忘れないで、というメッセージも込められていたんじゃないかと思います。

 

レコード盤が積み上げられた舞台セットがイルミネーションみたいにピカピカ光る、クリスマスシーズンにピッタリの、ほっこり温かい気持ちになれる素敵な舞台でした。舞台経験としてはもちろん、この舞台を通して関わった人々との交流が、宮近君のこれからにつながっていったらいいなと思います。

 

 

 

 

余談ですが、帰りにパンフを買おうと思ったらパンフを入れる袋を忘れ、なんとなく一緒に買ったグッズのトートがとってもシンプルでオシャレで使いやすかったので、通勤用のサブバックとしてめっちゃ愛用しています。気づくのオタクくらいだろうし(笑)ジャニーズもこういうグッズ作ったらいいと思うよ!!(笑)